梅雨の時期が始まる前、FUUUNで四国を一周してきました。運転者は私、同乗者はTABIPPOの日賀野さん、フォトグラファーの野口さんです。
その際のTABIPPOの記事はこちらよりあわせてご覧ください。
2人は元よりご友人同士で、弊社がTABIPPO様へお願いしていたPRの一環として、FUUUNをよく知る人間、かつ、ドライバーとして二人の旅へ参加させていただきました。
私たちがFUUUNをはじめとして大事にしている2つの価値観、 “仲のいい人たちの絆をより深く” (日賀野さんと野口さんをより仲良く)という視点と、”壁を溶かす” (今回においては、私が初対面のお2人と打ち解ける)から、四国旅行の記録を綴りたいと思います。
21時、お2人が新富士駅へ到着し、合流しました。
FUUUNのベースは新富士駅前から1分ほどの場所にある、新富士駅前の宿 きの屋です。近くのコンビニで買い出しをし、30分ほどしてから出発しました。
新富士駅から、新富士大通りを北上し東名高速へと入り、西を目指しました。途中、休憩を取りながら四国へと向かいます。
本州を抜け、淡路島サービスエリアへ到着したのはAM 4:30ごろ。明石海峡大橋から昇りゆく日の出を迎えることができ、素敵な旅の始まりを予感しました。
日の出を見たのも束の間、夜通し移動していたこともあり、サービスエリアにて仮眠を取りました。車内には4帖半ほどの畳のスペースがあり、大人が足を伸ばして休むことができます。
10時頃まで仮眠を取った私たちは、四国へ足を踏み入れることとなります。
この日の目的地は金刀比羅宮(ことひらぐう)、父母が浜です。香川県へと到着し、昼食にはうどんを選びました。本場のうどんに胃を掴まれつつ、金刀比羅宮を目指しました。
金刀比羅宮のある琴平町へ到着し、駐車場を探しました。マイクロバスサイズの車体ですが、幸いにも大きな駐車場がありました。785段の階段を上り、参拝してきました。
駐車場付近にはお土産屋さんや酒蔵などもあり、琴平地域の物産品を楽しむことができました。
父母が浜へ向かうまでに時間があったため、西日本を中心に展開されているゆめタウンにて買い出しをしました。大きなショッピングモールで、日用品や食品など様々なものが販売されていました。東北出身の私にはなじみのないモールでしたが、音楽やテナントなどが新鮮で楽しく過ごすことができました。
買い出しが終わり、父母が浜へと向かいました。
近隣には大きな駐車場がなかったため、やや離れた場所にある駐車場へ車を停め、夕日が沈みゆくのを見守りました。カメラマンの野口さんが持っていた中判フィルムカメラを懐かしく思い、話しかけてくれた方がいました。地域の方とコミュニケーションを取りつつ、夕日のベストショットを狙いながら、安らかな時間を過ごしました。
日の出からはじまり、日の沈みを迎えることができました。豊かな1日になったと語り合いました。
スーパー銭湯へ行き、高速道路で愛媛県へとたどり着き、その日はサービスエリアで就寝しました。FUUUNに備え付けられているエアマットを利用し、車中泊となりました。
翌日、朝から道後温泉へ行きました。
日本最古と呼ばれる道後温泉の街並みを散策し、本館にて入浴しました。幸いにも館内は貸し切り状態で、朝からのんびりと過ごせました。
この日は愛媛県の西海岸、下灘駅へ向かう予定です。
途中、夕やけこやけラインと呼ばれる県道を通行中、魅力的な海岸線がありました。FUUUNで海岸近くまで行き、方向転換しようとしたところ、海岸の石に埋もれ、スタックしてしまいました。地元の方が海岸線まで降りてきてくださり、牽引してもらいましたが動かず、レッカーを呼ぶよう勧められました。困っていたところを助けていただき、人の温かさに触れられました。
レッカー車を呼び、1時間ほどその場に待機しました。日賀野さん、野口さんらと海で遊びながら待つことにしました。海岸を散策したり、海辺でのんびりと過ごしました。FUUUNに備え付けのシャワーで体を流し、ほどなくしてレッカーの方が到着しました。
1時間程度の時間をかけ、無事に車は救出されました。救出された際の喜び、感動は忘れがたい思い出となりました。こうして3人で、トラブルに対処しながら気持ちをポジティブに保ちながら解決へと進んでいく過程で、更に仲を深めることができました。
その後、下灘駅へ向かいました。ちょうど日の沈む時間になりかけていたことはラッキーでした。西日が沈みゆく景色を見ながら、慌ただしかった一日を思い出しました。
なにかに対処している時、人は一体になれるのだなと感じました。お二人が前向きな気質の持ち主であったことが幸いし、楽しく解決まで向かうことができました。
スーパー銭湯で汗を流し、その日は四国の山々の霧の中を抜け、四国カルストの駐車場にて車中泊となりました。
朝になり、車外に出てみるとあたりは一面の霧模様でした。前の晩にも霧は出ていたのですが、いざ明るくなると幻想的な景色が広がっていました。四国カルストの渓谷の風景を見ることは叶いませんでしたが、夢の中のような霧景色に目を奪われました。
FUUUNのシルバーにラッピングされた車体にあたりの風景が投影され、FUUUNが「浮雲」たる所以を感じ取れました。
高知県梼原にある道の駅、太郎川公園の道の駅に隣接している「雲の上の市場」にて休憩しました。ホテルも隣接し、高地にあるリゾートのような雰囲気を感じられました。そして、この日の目的地である仁淀川へと向かいます。仁淀川は以前に私が四国を訪れた際に勧められた場所で、「仁淀ブルー」と呼ばれる澄んだ色が特徴的な河川です。
仁淀川に併設されているオートキャンプ場、「仁淀川ふれあい公園キャンプ場」に到着し、BBQの準備を進めました。あいにくの天気でしたがFUUUNに備え付けられているオーニング(可動式のタープのようなもの)で雨を防ぎながら、バーベキューをしました。
途中、日賀野さんがオンラインミーティングに出席するなど、5G WiFiが備え付けられているからこそ可能なことをして、火を囲みながら過ごしました。
この日は香川県に戻り、外食をして銭湯へ行きました。そして、瀬戸大橋の工場地帯を通り抜け、四国を後にしました。丸3日ほど滞在した四国でしたが、ご飯はおいしく、海や山などの自然に囲まれ、人は優しく、素敵な地域でした。中国地方、関西地方を経て大津サービスエリアへ行き、その日はそこで車中泊をしました。
翌日は朝から移動し、愛知県蒲郡市や豊橋市にて観光、食事をしました。昼を過ぎて静岡県へと戻り、「茂野島キャンプ適地」にてバーベキューを楽しみました。
川辺で釣りを楽しむ方や、犬を連れてデイキャンプを楽しんでいる方がいました。この日の天気は曇り気味でしたが、ときおり太陽が顔をのぞかせました。今回はオーニングが日よけとして活躍してくれたため、日中でも安心して楽しむことができました。
夕方になり、日賀野さんと野口さんを新富士駅へと降ろし、この旅は終了となります。
初対面だったにも関わらず暖かく迎え入れてくれたお2人には感謝しかありませんし、仲良くなれたと思っています。お二人に関しても、寝食を共にしたことでよりいい関係になっていてくれればと思います。
PRの一環として始まった旅でしたが、絆を深める旅として充実したものになりました。
最後までお読みいただきありがとうございます。